2010年10月 4日
Neesima Room第38回企画展
「幕末と同志社―薩摩藩邸址にあって―」開催中
同志社今出川キャンパスは、御所と相国寺との間にあります。今からみると、キリスト教を建学の理念とする英学校が、このような立地に作られたのが不思議に思えます。
1875(明治8)年当時、御所は天皇とともに多くの公家たちも東京に移り、空っぽの状態でしたし、相国寺は政府の宗教政策のあおりを受けて不振でした。加えて世は「文明開化」に邁進中でした、同志社英学校のキャンパスがこの地におかれることが可能であったのは、このような時期であったからでしょう。
しかしながら、ほんの十数年前のこの地は、とても烈しい政争の舞台でした。朝廷を監視するための所司代の出張所、公家邸、幕府、雄藩が変転きわまりない状況にあって、それぞれ動きを起していました。とくに文久期以降は、御所とその周辺での政治的緊張感は高く、さまざまな事件が惹起します。その中にあってこの地も重要な歴史的空間でありました。
同志社が、このような幕末・維新の意向に直接つながるものではありませんが、京都の歩みの中に同志社を位置づけようとするとき、この地の歴史をたどってみるのは意味のあることだと考えます。
現在、NHKの大河ドラマで取りあげられているこの機会に、「幕末と同志社」と題して、今出川キャンパスの前史とその成立事情をテーマとした企画をたててみました。そこで主として学校史の観点からは社史資料センターが、京都史の観点からは同志社歴史資料館が、それぞれ資料を提供して、展示を行うことといたしました。さまざまなご関心をもってご覧いただける展示になったと思われます。ご意見をお寄せいただければと存じます。
期間:2010年10月1日(金)~2011年1月31日(月)
時間:10:00~17:00(土・日曜日は16:00まで)
閉室日:祝日、11月25日、29日、12月23日~2011年1月5日
会場:Neesima Room(同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
【特別資料展示】
2010年11月26日(金)~12月22日(水)
※開催期間中は土・日曜日閉室
入場料:無料
<第38回企画展展示室の様子>
◆公開講演会
「島津家と近衛家―京都から薩摩への文化伝承―」
講演者:田村省三氏(尚古修正館館長)
日時:12月11日(土)14:00~15:30
会場:クラーク記念館2階 クラーク・チャペル
◆上記期間中、常設展を併せて開催
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